こんにちは!ミカです。
前回のコラムではシングルマザーのうつ病について紹介しました。
今回も心の悩みに焦点をあててみたいと思います。

仕事と育児にひたすら追われ息つく暇もない。。。そんな忙しい毎日、誰も頼れず悩みをひとりで背負いこむことは本当に辛いことです。このようなメンタルがしばらく続くと、生活も仕事も良い方向にいかないことは明らかですね。自分の心の持ち方ひとつで、いつもと同じ光景も見え方は変わります。先輩シングルマザーの体験談から、ためになる言葉をいくつかご紹介します。

「出口のないトンネルは無い」

お子さんが小さな時は本当に手がかかります。仕事があるから、仕事で疲れているから、という理由が通用せず、いつでも100パーセントの愛情を求められます。お子さんを預ける時にぐずられてしまい「あなたのために頑張っているのに」と虚しい気持ちになることはきっと何度も経験しているでしょう。
多くの先輩が口にする言葉は「出口のないトンネルは無い」ということです。今はとても辛くても状況は日々刻々と変化していきます。お子さんも頑張るお母さんを見てどんどん成長していきます。気づくと辛い日々は過ぎ去っているものです。必ず出口にたどりつけます。そのためには信念を持って突き進むことが大事です。その信念は人それぞれですが、お子さんの笑顔にその答えがあるのではないでしょうか?

「手を抜いてもいいんです」

お子さんに寂しい思いをさせてしまっている、という罪悪感からいつも何事も全力で頑張りがちなシングルマザー 。生活に関わるの全てのことをたった一人でやらなくてはならないというプレッシャーは相当なものですから、それを毎日全力でこなしていたら心身ともに疲れ切ってしまいます。頑張ることは素晴らしいことですが、時には手を抜く勇気を持つのも大事ですよ!「子供の幸せが最優先」という軸さえブレなければ、その以外の部分はちょっとくらい力を抜いても良いのではないでしょうか?部屋が散らかったままの日があっても、ちょっとくらい手抜き料理が食卓に並ぶ日があっても良いと思います。自分を責めてはいけません。「やらない」という選択肢を準備して、頑張り過ぎずポジティブな気持ちを保ちましょう。

「世間体を気にしているのは自分だけ」

シングルマザーであることに後ろめたさを感じる必要はありません。隠したり触れてはいけないような雰囲気を出すより、シングルマザーという立場を自然なかたちで知ってもらうことで周囲の人たちも協力や手助けがしやすくなります。今の時代、シングルマザーということを特別視するような人は少ないと思います。もしかしたら一番気にしているのは自分自身かもしれません。気になるのは最初だけ、と先輩シングルマザー が言ってましたよ!お子さんの学校行事にも積極的に参加しましょう。

とはいえ自分一人で悩んでも答えが出ない時もありますよね…そんな時こそ前のコラムでも紹介しました練馬区のひとり親家庭総合相談窓口(生活福祉課 ひとり親家庭支援係 03-5984-1319)に相談してみてはいかがでしょうか?

尽きない人生の悩みはシングルマザーでもそうでなくても皆それぞれ持っています。今年もあと数ヶ月、気持ちを切り替えて乗り切りましょう!