こんにちは!ミカです。
今回は練馬区の「ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」をご紹介します。ちょっと名称が長いですね。簡単にいうと高等学校卒業と同等の認定を受けるための試験勉強を支援する制度です。

「高等学校卒業程度認定試験」とは?
さまざまな理由から高等学校(以下、高校と略しますね)に進学しなかった方、入学はしたものの卒後できなかった方もいらっしゃるかと思います。そのような方たちの学習成果を適切に評価し、高校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験が「高等学校卒業程度認定試験」なんです。一般には「高認(こうにん)」と呼ばれています。これに合格することにより就職や資格試験などチャンスが大きく広がり、大学・短大・専門学校への受験資格も与えられます。以前は「大検(大学入試資格検定)」と呼ばれており、もしかしたら大検の方がピンとくるかもしれませんが、平成17年度より高等学校卒業程度認定試験に名称が変わりました。
ちなみにスケジュールですが平成30年度では第1回の試験日程が4月4日に受験案内配布開始~4
月20日から5月9日までが出願期間~8月2日および3日に試験~8月28日に結果通知(発送予
定)、第2回の試験日程が7月20日に受験案内配布開始~8月30日から9月13日までが出願期間~11月10日および11日に試験~12月6日に結果通知(発送予定)となっています。

辞書

練馬区の支援について
■ 対象となる方
練馬区では「高認」の試験対策講座を受講し終了した場合、受講経費の一部が支給されます。
練馬区内にお住まいでひとり親家庭の親または児童で、次のすべてに当てはまる方が対象になります。
(1)児童扶養手当を受給しているか、同様の所得水準にあること。
(2)就業訓練、技能、資格の取得状況や労働市場の状況などから判断して、高卒認定試験に合格することが、適職に就くために必要であると認められること。
(3)過去にこの制度を利用していないこと。

■ 対象となる講座
高卒認定試験の合格を目指す講座(通信制講座を含む)であって、区長が適当と認めて指定したもの。
※受講講座の指定には審査がありますので事前に相談する必要があります。

■ 支給額
<受講修了給付金>
支払った受講経費の20%相当額(下限4,001円、上限10万円)を受講修了時に支給します。
<合格時給付金>
支払った受講経費の40%相当額を、高卒認定試験に全科目合格した場合に支給します。

■ 相談窓口
生活福祉課ひとり親家庭支援係 電話03-5984-1319

教室風景

試験は8科目ありますが一回の試験ですべての教科を合格する必要はありません。例えば英語が合格していれば次回以降英語の試験は免除になります(その他にも検定を取得していれば申請して試験免除になる科目があります)。合格しても最終学歴は変わりませんが、履歴書の学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験合格」と書くことができ、検定試験や就職試験に幅広く活用することができます。もちろん学歴がすべてではありませんが、もし転職や資格取得、正社員になる際に壁を感じている方、今からでも決して遅くはありません。

仕事や家事をしながらの試験勉強はとても大変ですが、挑戦する価値は大いにありますのでぜひトライしてくださいね!