こんにちは!
「金融リテラシー」という言葉を耳にしたことがありますか?「金融リテラシー」とは、経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力のことです。ちょっと難しそうな言葉ですが今の時代を生き抜くにはとても大事なことですので一緒にチェクしてみましょう。

金融リテラシーの必要性
金融リテラシーの重要性は、社会で生き抜くために必要な基礎知識を身に付けることにあります。近年では、投資詐欺やフィッシング詐欺などの手口が多様化し、被害者が増加しています。さらに、電子マネーや暗号資産などの新たな決済手段も普及し、金融リテラシーの需要が高まっています。2022年に成人年齢が引き下げられたことで、高校での金融経済教育が拡充されました。お子さんの教育の一環としてもお金にまつわる正しい知識はとても重要さを増しています。

金融リテラシーが高いと、
◎家計管理がしっかりしている。
◎計画を立ててお金を準備しているので、やりたいことを実現しやすい。
◎緊急時の備えがあるので、危機(自身のケガや病気、不景気による収入減など)に強い。
◎詐欺や多重債務などの金融トラブルにあうことが少ない。
◎経済的に自立し、より良い暮らしを送ることができる
などの利点が考えられます。

金融リテラシー

最低限身につけておきたい金融リテラシーとは?
金融庁が提案する最低限身に付けるべき金融リテラシーは4分野15項目あります。4分野を簡単に説明すると以下のような内容になります。
参考:金融庁「基礎から学べる金融ガイド」 https://www.fsa.go.jp/teach/kou4.pdf

分野1: 家計管理
適切な収支管理を習慣にし、赤字を解消し黒字を確保することが重要。
分野2: 生活設計
ライフプランを明確にすることが必要。
分野3: 金融と経済の基礎知識と、金融商品を選ぶスキル
契約時の基本的姿勢を身につける。
情報の信頼性を確認し、インターネット取引の利点と注意点を理解する。
金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択や取引コストの把握の重要性を理解する。
分野4: 外部の知見の適切な活用
金融商品を利用する際に外部の知見を適切に活用する必要性を理解する。

ちょっと難しそうですね…でも一つずつゆっくり理解していくことが重要です。
例えば家計管理の基本は収入と支出を把握し、適切な予算を立てることです。収入と支出を把握するためには、手取り収入や固定支出を計算し、支出が収入を上回っていないかを確認します。次に、予算の立て方を決めます。例えば、「50:30:20ルール」(※)で決めるのも手。そして、定期的に現状を確認し、必要に応じて修正します。適切な予算を立て、無駄な支出を抑えることで、スムーズな家計管理が可能です。
※「50:30:20ルール」: 収入の50%を住居費・光熱費・食費などの生活費にして、30%を外食や趣味などのレジャー費、20%を貯蓄に回す方法。シンプルで取り入れやすいのが特徴です

分野1を例に挙げましたが他の分野も積極的に学び、お金に対する不安をできるだけ減らしていきたいですね!さあ今日から金融リテラシー、意識してみてください。

ひとり親家庭のための家計相談の日程~2024年4月
練馬区では定期的にひとり親家庭のための家計相談を実施しています。日々のくらしの家計管理、子育てにかかるお金のこと、老後のことなど、ファイナンシャルプランナーに相談してお金の知識を身につけましょう。

◆2024年4月の家計相談日程(予約制・無料)
※原則、お1人様1回で1時間以内です。

・4月10日(水)10:00~14:00
・4月26日(金)10:00~14:00

*お電話または相談申込フォームからお申込みください。
https://nerima-hitorioya.jp/kakei-sodan-reserve/
03-5984-1319(平日8:30~17:15)
練馬区ひとり親家庭支援係