こんにちは。リモートワークやオンライン授業が普及し、ますますインターネットが不可欠な時代になりました。なんとなく使っているけど、実はよく分からない…特に女性には苦手な分野かもしれませんよね?
インターネットを正しく使いこなすための知識(ネットリテラシー)が不足していると、最近頻発しているネット詐欺などのネット上のトラブルに遭ってしまう確率も高くなります。また、こどもがSNSが原因のトラブルに遭う件数は、ここ10年間で2倍も増加しているとのこと。トラブルを未然に防ぐためにも、親子でインターネット正しい知識を身につけましょう!

ざっくりインターネットとは
インターネットとは世界中をつなぐ巨大なネットワーク網のことです。普段、何気なく買い物をしているショッピングサイトはもちろん、スマホで見ているSNS、動画サイト、そして多くアプリも、全てこのインターネットが形成されていることにより機能しています。このネットワーク網はISP事業者(プロバイダ)と呼ばれる業者が接続し合い、世界中ほとんどの地域ににアクセスできるようになっています。なお、インターネット接続にはこの「プロバイダ(ISP)」と「回線事業者」の両方と契約する必要があります。あまり意識する必要はありませんが、新しくインターネット環境を開設する場合は2つの契約が必要だということを覚えておいてくださいね。
インターネットイメージ

スマホもウイルスに感染するの?
あなたの個人情報を盗み出そうとしたり、高額請求を試みる不正プログラム(ウイルス)はパソコンだけでなくスマホにも存在します。インターネットでいつの間にか海外のサイトに飛んでしまい、気づいたら「至急セキュリティソフトをダウンロードしてください」、「マルウェアが検出されました」など、あたかもウイルスに感染したかのような警告表示が出ることがあります。危機感をあおる文字が大きく表示され、焦ってしまう方もいるでしょう。
しかし、実際は感染しておらず、偽警告(フェイクアラート)の場合がほとんどです。その画面にあるリンクやセキュリティソフトのダウンロードを促すボタンはを押すと、不正なアプリをダウンロードして本当に個人情報が漏れたりする可能性がありますので押してはいけません。もし、使用していないのにスマホが異常に熱かったり、動作が急に重くなったり、カメラが勝手に起動するような場合はウイルスに感染していることも考えられますので、専門家に相談した方が良さそうです。

よく耳にする「IPアドレス」、そこから個人情報がバレる?
ニュースでもたまに目にするIPアドレス。これは簡単にいうと「インターネット上の住所」で、世界中で重複することのない数字の並びになります。このIPアドレス(グローバルIPアドレス)はプロバイダにより変更されることがありますが(動的IPアドレス)、利用者がそれを意識する必要はありません。そして、このIPアドレスから利用者の住所など個人情報は特定されることはありません(※)。もし詐欺サイトをクリックしてしまい、もしIPアドレス等が表示されて個人情報を取得したように見せかけてお金を要求されても、個人情報は特定されていませんので無視して大丈夫です!
※警察が犯罪の照会をプロバイダに行う場合を除きます。

SNSにアップした画像は個人情報のかたまり
日頃、何気なくSNSにアップしている画像、実は撮影日時のみならず撮影場所(GPS情報)まで特定されてしまうことも。「Exif情報」と呼ばれるデータが自動的に画像に付加されるためで、旅先の記録やアルバムに整理する際にはとても便利ですが、ネット上にアップする際は注意が必要です。Exif情報を削除するアプリもありますので、必要に応じてアップ前に情報を管理しましょう。
それ以外では、背景から住所を特定されることもあるようです。特にお子さんがSNSに画像をアップする場合は個人情報の流出、住所特定のリスクが無いかしっかりチェックしてください!
セキュリティイメージ

親としてネットスラングも知っておくべき?
流行語があるように、ネット上でも流行りの若者言葉(ネットスラング)が存在します。お子さんがネット上でスラングを使うことで相手を傷つけてしまったり、望ましくないコミュニテイに属するきっかけになる可能性もあります。もし、お子さんが聞きなれない言葉を使っていたら、それが不適切な言葉ではないかチェックし、ネット上での使い方についてしっかりルールを作りましょう!
子どものSNS

デマにも注意!拡散すると加害者になることも
インターネットはあらゆる情報が手軽に入手できる反面、間違った情報やデマも数多く目にします。正しい情報を、信頼できる情報元から得ることがとても大切になります。情報を得るだけでなく、がSNSや書き込みを中心に個人が情報を発信することも容易にできるのがインターネット。噂をもとに不確実な情報(デマ)を拡散することで、場合によっては名誉毀損など罪に問われてしまうことになる可能性もあります。インターネット上の情報が全て正しいわけではないこと、そして不用意な情報発信がとても危険なことをお子さんにも話しておきましょう。

いかがでしたか?インターネットはとても便利な反面、犯罪に巻き込まれるリスクも、また加害者になってしまうリスクも潜んでいます。安全な利用方法について、お子さんと一緒に話し合ってみてくださいね。