こんにちは!
新型コロナウイルスの感染者数が増加し、多くの都道府県で過去最多の人数を記録している状況下で、外出をなるべく控えている方も多いのでは?シンママの悩みの一つとして、孤独感を感じてしまう「寂しさ」があります。このコロナ禍は、その感情を増長させる大きな原因にもなっています。

寂しさは生存本能?
人は周囲と自分との間に距離やへだたりを感じた時、または周囲から自分が理解されていないと感じた時に「寂しい」という感情が湧いてきます。特にコロナ禍ということもあり、部屋にいる時間も必然的に増え、社会とのつながりを感じられず気持ちが沈んでいる方も少なくないようです。

寂しさは、男性よりも女性の方が感じやすく、年齢や環境で寂しさの原因は様々、ホルモンバランスの影響もあるとのこと。子供の頃は友達関係、思春期は恋愛関係、その後は家庭関係などが大きな要素になります。つまり、人は一生、何かしらの寂しさをずっと感じながら生きていくことが普通であり、この感情があったからこそ、人は太古から他人と協力して困難に立ち向かう術を身につけて進化した、まさに「生存本能」だったのです!

寂しいと健康を害する、との研究結果も
このように「寂しさ」とは、人類に備わった大切な感情ですが、過度の寂しさは色々な問題を引き起こします。寂しさからくる孤独感は、うつ病や自殺願望、不眠症などの心の不調を引き起こし、また高血圧や体重増加、免疫力の低下といった身体的な不調までも引き起こすことが、近年の研究結果からわかってきました。つまり、過度の寂しさを感じた時は、心の病気の初期サインかもしれないので、深刻な場合は専門家のカウンセリングを受ける必要があります。

寂しさを感じるママ

寂しさは悪い感情ではない
寂しさが引き起こす心身の問題を挙げましたが、適度な寂しさは、人を優しくします。他人の寂しさや弱さにも共感でき、思いやりの気持ちも育まれます。つまり寂しさとは自分を成長させる良いきっかけにもなり、ポジティブな方向に働くものでもあるのです。

寂しさへの対処法は?
ある心理学者は、以下のような対処法を述べています。
・誰かのためになることをする
社会から孤立する不安や恐れ、自信の喪失から寂しさを感じる人がいます。自分のできる範囲で、例えば自分が得意なことを誰かに教えてあげたりして他者や社会とのつながりをつくると良いでしょう。自分の人間関係を増やすこと、複数のコミュニティに属することがとても大事です。
・そもそも人は孤独であるということを認める
自分だけでなく、多くの人が孤独感や寂しさを感じながら生きています。過酷に感じるかもしれませんが、みんな同じように感じている自然な感情だと認めることにより、心が楽になり自分を静かに見つめる良いきっかけにもなると思います。仏教の世界では「独生独死(どくしょうどくし) 独去独来(どっこどくらい)」という教えがあるそうです。この世に来たときが一人なら、去るのも一人…ちょっと切なくなりますが、だからこそ他人との違いを認め、尊敬したり助け合ったりできるのではないでしょうか?
また、シンママ向けコミュニティがあるマッチングアプリもありますので、周囲に言えない悩みを打ち明けたり共感を得たりすることもオススメです。ただし依存しすぎると逆にマイナスになったり、トラブルになることも考えられますので、個人情報の管理をしっかりしながら上手に活用しましょう。

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いかがでしたでしょうか?寂しい気持ちとは、みんなが持っている大切な感情。ポジティブに捉えて社会と積極的に関わっていきたいですね!