IMF(国際通貨基金)の報告によると、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた世界経済ですが、緩やかながら回復が続いているようです。同様に日本経済も上向きとのことですが、私たち庶民の生活はまだまだ厳しく、景気の回復を感じられるのはもう少し先かなと思います。また、働き方の変化、それに伴う収入の変化で、家計を見直すタイミングの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

シングルマザーの生活費っていくらなの?
総務省の実施した「平成26年全国消費実態調査」によると、シングルマザーの生活費は毎月15万 円は必要になるそうです(18歳未満の未婚の子供1人)。お子さんの人数が増えれば食費や衣料 費も増えますし、お子さんの年齢が上がるにつれその金額は上がります。家計の理想的な支出割 合は、世帯や家族構成で異なりますが、大まかな数字は知っておくと家計を見直す基準になると思います。

家計を見直すポイント1

食費や水道光熱費。理想は手取りの何%?
食費:手取りの15~20%が理想的と言われています。育ち盛りのお子さんがいれば実際にはもう少し高くなるようですが、あまりにこの数字とかけ離れているようでしたら、外食やコンビニの利用回数など見直す必要があるかもしれません。

水道光熱費:6~10%未満が理想のようです。これから時期、どんどん寒くなりますのでエアコンや暖房の設定温度の見直しや待機電力を減らすなど心がけましょう。

通信費:約6%が目安に。スマホが必要不可欠な時代、お子さんにもキッズ携帯が必要だったり、割合がもう少し増えるかもしれませんが、格安SIMを検討したりできるだけ節約したいものです。

教育費:10%が目安と言われています。子供の成長とともに教育費も膨らんでいきますので、自治体の就学支援・貸付を積極的に活用して負担を減らすことも大事です。

その他、日用品の購入費や衣料費、保険料など、細かく見ていくと無理や無駄が見えてくるかと思います。普段、何気なく買っているものや利用しているサービスを見直すきっかけにしましょう!

家計を見直すポイント2

練馬区では家計相談予約を実施しています
生活に必要なお金っていろいろありますね。日々のくらしの家計管理、子育てにかかるお金のこと、老後のことなど、ファイナンシャルプランナーに相談してお金の知識を身につけましょう。相談は無料で、予約制です。お気軽にご相談してみてはいかがでしょうか?
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相談日時:
10月は、7日(木)①11:00~12:00、②12:00~13:00、③13:00~14:00
28日(木)①11:00~12:00、②12:00~13:00、③13:00~14:00
相談場所:
ひとり親家庭支援係 電話:03-5984-1319 練馬区役所本庁舎10階 東京都練馬区豊玉北6丁目12番1号
必要な資料(相談時にお持ちいただきます):
【収入がわかるもの】
給与明細、源泉徴収票、支払調書、遺族年金決定通知書など
【支出がわかるもの】
住居費、食費、光熱費、通信費、生活用品、生命保険料、教育費、
その他雑費等のレシートやクレジットカードの利用状況など
【その他】
養育費、家賃収入、生命保険証券など

参考資料: 相談の多い、子供の教育費の概算を知りたい場合は、下記資料を参考にしてください。
【文部科学省 子供の学習費調査】
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00102.html
※「2.調査結果の概要」をご参照ください。
【日本学生支援機構 進学資金シミュレーター】 必要事項を入力することで、進学のための資金計画を立てる際のシミュレーションをすることが できるWebサイトです。
https://shogakukin-simulator.jasso.go.jp/
※「シミュレーションする」を押してください。

日頃、それほど無駄遣いしていないつもりでも、細かくチェックすると無駄な出費は意外と多いもの。これを機に、家計を見直してみてはいかがでしょうか?