夏休みも終盤にさしかかりましたね!コロナ禍で思うように外出もままならないお子さんたちは、思いっきり体を動かしたくてウズウズしていることでしょう。そんなストレスからお家の中でいたずらをする子もいるのではないでしょうか?
「やめなさい!」と言っても聞いてくれない。それどころかどんどんエスカレートして、ママもイラッとして大声で叱ることになり、自己嫌悪に陥ったり…そんなイライラな日々を過ごしている方もいらっしゃることでしょう。ママもお子さんも、お互いストレスの溜まるこの時期、「叱ってもやめない」という子供の行動を脳のメカニズムから科学的に理解することで、感情的に叱らずに済むかもしれません。

もうイライラしない!いうことを聞かない子と向き合うヒント1

「やめられない、止まらない」のは脳内の伝達物質の影響
子供に限らず、人間の行動は神経伝達物質の影響を多大に受けます。その中で「ドーパミン」と呼ばれる物質は主に快楽や達成感をもたらすものですが、子供の脳が何か新しい刺激を受けると、脳内ではこのドーパミンが分泌されるそうです。親が普段以上に怒ると、子供の脳には新しい刺激として認識されドーパミンが分泌され、その作用で怒られた時の前の行動を繰り返してしまうそうです。つまり、子供はそのせいで叱られるような行動を繰り返してしまうというわけです。ママの神経を逆撫でするような行動は、お子さん自身が起こしていると捉えずに、このドーパミンという物質が作用しているせいだと理解すれば、ママのイライラや怒りも少し収まるのではないでしょうか?

また、いたずらをしている時のお子さんの目は輝いていると思います。これは大脳が活発に動いているサインでもあり、特に乳幼児期の脳の発達では、大脳を刺激し興奮する働きを高めることがとても大切だとか。つまり、いたずらに集中している時は脳が発達している時でもあるのです。心に余裕を持って、過剰なリアクションは避けて、このように、いたずらは脳の成長に不可欠です。多くの学びがあるものと理解し、心に余裕を持って見守ることが大切です。ただし、いたずらにも種類があります。かわいいいたずらレベルではなく、お子さん自身や相手に危険が及ぶようないたずらに対しては、しっかり厳しく対処する必要があります。その際も感情的にならず、短く最小限のリアクションで対応することで、先ほどのドーパミンの分泌が抑えられることになります。

もうイライラしない!いうことを聞かない子と向き合うヒント2

溜めこまずに誰かに相談することも大事です
それでもいたずらがひどかったり、ママのイライラがおさまらない…そんな時は、自分だけで抱え込まず、誰かに相談してみてはいかがですか?話を聞いてもらうだけでもすっきりするはずです!練馬区のひとり親支援係では育児全般のみならず、住まいや仕事のことなど何でも相談を受け付けていますので、ぜひ活用してください(要予約)。

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いかがでしたか?脳の働きを理解すれば、お子さんのいたずらも今までとは見方が変わると思います。
残りの夏休みもイライラをできるだけ少なくして、お子さんと楽しく過ごしたいですね。