こんにちは、ミカです。最近は新型コロナウイルス感染症に関連するニュースを毎日のように目にします。マスクが不足したり生活にも色々と影響が出ており、今後どうなるか心配ですね。

新型コロナウイルス感染症って?
ウイルス性の風邪の一つです。発熱やのどの痛み、1週間前後咳が長引くことが多く、強い倦怠感(だるさ)を訴える方が多いのが特徴。感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわれています。
コロナウイルスは発熱や上気道症状(聞き慣れない言葉ですが簡単にいうと鼻水、くしゃみ、鼻づまり、喉の痛みなど風邪の症状のことです)を引き起こすウイルスで、人に感染するものは6種類あることが分かっています。そのうちの2つは、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイルスが含まれています。残り4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めます。

冬の感染症対策、わたし達にできることは?

どうすると感染するの?
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では飛沫感染(ひまつ
かんせん)と接触感染の2つが考えられます。

(1)飛沫感染(ひまつかんせん)
感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出
別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染
※ 感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に取れない状況で一定時間いるとき

(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえる
その手で周りの物に触れて、ウイルスが付く
別の人がその物に触ってウイルスが手に付着
その手で口や鼻を触って粘膜から感染
※ 主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど

子供にも感染するの?
米国医師会が発行するある医学誌が1月末 に発表した報告書によると、「患者の年齢の多くは49~56歳」「子供が感染する例はまれ」だそうです。感染しても症状が比較的軽いという意見もありますが、やはり子を持つ親としては感染しないようしっかり注意する必要があります。

わたし達ができる対策は?
風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に咳エチケット咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)や手洗いなどの実施がとても重要です!

(1)手洗い
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗います。

(2)普段の健康管理
普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。

(3)適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保ちます。

手洗い予防

以前、「インフルエンザ流行の気配!今からしっかり予防しましょう。」でご紹介した対策方法が新型コロナウイルス感染症でも有効ですのでぜひご覧ください!

心配な症状が出たら
練馬区では、令和2年2月4日から電話相談窓口を開設しました。心配な症状が出た時はまずは相談してみましょう。
電話番号:03-5984-4761(受付時間:平日午前9時から午後5時まで)

参考:
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
国立感染症研究所「コロナウイルスとは」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html