すでにインフルエンザによる学級閉鎖も。まずは感染経路を再確認しましょう。
こんにちは、ミカです。10月も終わりに近づきインフルエンザに流行の兆しが。子供の通う学校の他学年ではすでにインフルエンザ発生で学級閉鎖になり、付近の学校では9月からすでに学級閉鎖になった学級があったようです。インフルエンザの流行は、例年11月下旬から12月上旬にかけて始まり1月下旬から2月上旬にピークを迎え、3月頃まで続きます。もし子どもがインフルエンザに感染したり学級閉鎖で子どもが休みになったらお母さんも仕事を休まなくてはならなくなることもあるので、今からしっかりと対策をとりたいですね!

風邪?インフルエンザ?見分け方は?
一般的な風邪が比較的ゆっくり発症するのに対し、インフルエンザは急激に発症し38度以上の高熱になるのが特徴です。風邪のような症状でみるみるうちに体調が悪くなった場合はインフルエンザの疑いがありますのですぐに医療機関で受診してください。お医者さんが必要と認めた場合にインフルエンザウイルス薬が処方され、適切な時期に服用すると発熱期間が短縮されます。ただ、熱が下がっても体内にはインフルエンザウイルスが残っていますので、指示された期間は学校や職場に行かないようにしましょう。これはインフルエンザを流行させない為にとても大事なことです。

感染経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染
インフルエンザが感染する方法は2つあります。感染した人が咳やくしゃみをすることで飛んだ飛沫を別の人が口や鼻から吸い込んでしまい体内にウィルスが入り込む「飛沫(ひまつ)感染」と、感染した人が咳を押さえた手や鼻水のついた手でドアノブやスイッチなどを触り、ウィルスの付着した部分を別の人が触れてしまいさらにその手で口などに触れることによって粘膜を通じでウイルスが体内に入り感染する「接触感染」の二つです。

インフルエンザにならないために気をつけることは?
1.まずは手洗いをしっかり!
まずは何よりも大事なのは手洗い。手や指に付着したインフルエンザを除去するために最も有効でインフルエンザに限らず感染予防の基本になります。お子さんが学校から帰宅して手を洗う前におやつに手を出しちゃうなんてこともありますが「帰ったらまず手洗い」をしっかり実践してもらいましょう。またお母さんも外出先から帰った後だけでなく食事を作る前後などもこまめな手洗いを心掛けましょう。今まで手洗いとうがいはセットと言われていましたが、うがいは一般的な風邪を予防する効果がありますがインフルエンザに効果があるかは科学的に証明されていないようです。

2.人混みや繁華街への外出はできるだけ控える
インフルエンザが流行する時期は、抵抗力の低いお子さんや高齢の方はできるだけ人混みや繁華街への外出は控えたほうが良さそうです。不織布製マスク(不織布とは織っていない布という意味で熱や科学的な方法で接着した布。家庭用マスクの97%が不織布製マスクです。)を着用することである程度の飛沫は防御できると考えられていますが、完璧に防げるものではありませんのでマスクをしているから大丈夫だという油断は禁物です。逆にすでに風邪にかかってしまった方が咳などで飛沫を飛散させないためにマスクを着用するのは有効だと言われています。

3.栄養バランスの良い食事をとる
インフルエンザウイルスが体内に入っても免疫力が高ければ発症はしない、もしくは発症しても重症にはなりません。日頃の食生活と生活習慣が免疫力に大きく影響しますので、この時期にあらためてお子さんと一緒に食生活を見直して好き嫌いがあればそれ減らす良いきっかけにしてみませんか?また睡眠不足やストレスは免疫力を低下させるといわれていますのでお母さんもしっかり心身ともに休める環境作りを意識しましょう。

4.予防接種を受ける
発症する可能性を減らし、もし発症しても重い症状になるのを防ぐと言われています。

5.適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると喉の粘膜の防御機能が低下するそうです。また乾燥した環境ではウイルスが増殖しやすいので部屋の湿度を50~60%に保つようにしましょう。加湿器を使用する場合は定期的に内部やフィルターの掃除をお忘れなく。いかがでしたでしょうか?やはり「手洗い」がインフルエンザ予防にとても効果があるようです。お子さんの手洗いがちゃんとできているか見直す良い機会にもなりますので、親子で一緒にしっかり手洗いしてみてくださいね。

〈参考〉
● 練馬区ホームページ「季節性インフルエンザ」
https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/kansensho/seasonal_influenza.html
● 政府広報オンライン「インフルエンザの感染を防ぐポイント」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html?id=#anc03