こんにちは、ミカです!新生活を迎えるこの時期、新天地で夢と希望に燃えている方も多いことでしょう。引越しのバタバタでつい忘れがちですが、入居時にしっかり対策をしておくことで部屋を永くキレイにキープすることができます。

入居時に確認しておきたいこと
■ 契約書をしっかり読んでおく
部屋を借りた人は原状回復義務を負っています。つまり、退去する際にはお部屋を借りた状態に戻す義務があるということです。とはいっても入居時の状態をそのまま保つのは不可能ですので通常使用(経年劣化)に伴う汚れ等は貸主さんの負担になりますが、故意や過失による汚れやキズは借主さんの負担になるという基本的なルールがあります。賃貸では保証金として「敷金」を最初に払い、退去時に入居者の負担で補修をする必要がある場合に、その費用が最初に支払った「敷金」から差し引かれる仕組みになっています。最近は敷金が無い物件が多くなってきましたがその代わり退去の際に清掃費として退去費用を請求されることがありますので契約書の特約事項の内容をよく確認しておきましょう。面倒かもしれませんが大切なことですので最初に内容をしっかり確認しておきましょう!年々上昇している引越し費用に加え退去費用がかさむのは経済的にも大きな負担になります。

■ 入居時チェックシートで記録を残す
入居時に気になる傷や汚れがある場合、必ず写真を撮って記録しておきましょう。不動産屋さんが専用の「入居時チェックシート」を準備している場合がありますので部屋をくまなくチェックし記録しておきましょう。無ければ入居者本人で紙を準備し傷の状態などを記録して提出しても良いようですので確認しておきましょう。入居時チェックシートをなるべく早く不動産会社に送っておけば入居時の状態が記録として残りますので退去時のトラブル防止になります。

入居者の負担になるものとは?
水回りのカビなど、日頃の手入れを怠ったと思われる汚れ、タバコのヤニによるクロスの張替え費用、ペットが付けた傷などは入居者の負担になることが多いので気をつける必要があります。また備え付けの備品を紛失すると代金を請求されることもありますので、入居時にどこに何があったかしっかり記録しておくことも大事。もともと備品だった洗濯機の接続部分を洗濯機に取り付けたまま退去してしまい費用を請求された、なんてこともあるようです!

入居時にやっておくとキレイがキープできるますよ!
入居する際に準備してくと汚れや傷を減らしてくれるポイントをご紹介します。

■ カーペットやマットを敷く
玄関マット、台所マット、トイレマットなど各所に敷いておけば床の傷を未然に防止することができるのでおススメです!やはりフローリングのままが素敵、という方も家具の脚に専用の傷防止フェルトを貼ったり対策をしておきましょう。透明なフロアシートを敷いてフローリングの色、質感をそのまま生かす手もあります。

■ 家電を置く際は壁から少し離して設置する
部屋を広く使いたいのでついつい壁にくっつけてしまいがちですが、少し離すことでクロスの黒ずみを防ぐことができます。

■ フィルターを付ける
レンジフードフィルター、換気扇フィルター、排水溝フィルターなどを最初に付けておきましょう。油汚れやカビがこびりついてしまったら掃除は本当に大変です!フィルターで汚れをキャッチしておけば定期的なお掃除で汚れは楽に落ちますし、排水溝の嫌な匂いも防ぐことができます。

■ 空気清浄機を活用する
タバコを吸う方には壁にヤニを付けない有効な方法です。フィルターの性能が重要ですので説明書で推薦されている間隔で定期的に交換しましょう。

こまめな掃除を心がける
特に水回りは水垢が溜まってしまうとプロでも落とすのが困難とのこと。こまめな掃除、例えばバルスームの石けんカスはシャワー(カビが発生しないので冷水のほうが良い)でしっかり流し換気をする、シンクは使い終わったら必ず水分を拭き取るなど「使ったあとにすぐ掃除する」を習慣にすると汚れがつきにくくなり、退去するときに慌てることも想定外の掃除費用を請求されることも防ぐことができます。

何より大事なことは「丁寧に部屋を使うこと」
当たり前のことですが、借りている部屋は貸主に返す時が必ず来ます。日頃から部屋を丁寧に使うことを意識すれば劣化や汚れを大幅に抑えることができます。その結果として敷金が戻ったり退去費用を抑えることになります。新生活が始まるこの時期、新居に移った方はキレイをキープする対策を、すでに永く住んでいらっしゃる方はキレイを取り戻す対策を考えてみてはいかがでしょうか?