こんにちは。ミカです。
ひとり親世帯の子供に関する悩みについて、子供の性別を問わず「教育・進学」がダントツで一番多いそうです(厚生労働省・平成18年度全国母子世帯等調査結果報告より)。日々の生活に追われながらもどうにか子供の夢を叶えてあげたい!という親心を支援する制度をいくつかご紹介したいと思います。

就学援助費(学校でかかる費用の援助)
就学援助制度とは、経済的な理由により児童・生徒の小・中学校(義務教育)への就学が困難な家庭に対し、区が学校給食費や学用品費等の費用の一部を援助する制度です。認定を受けるために世帯人数、世帯構成によって基準となる所得の目安があります。一例ですが母(39歳)・子(9歳)の2人の世帯の場合、前年の所得金額が2,659,584円以下が目安となります。人数が同じでも年齢によって認定基準所得金額が異なり、また生活保護基準の改定で年度によっても変わります。
どのような援助を受けられるかは「就学援助費目」にすべてまとめてあり、例えば給食費の実費支給、学用品や通学用品費として18,880円(小学校2~6年生)、中学校の修学旅行費の実費支給など様々な援助を受けることができます。練馬区内に住所があれば練馬区立小・中学校に在籍している児童・生徒さんだけでなく練馬区立以外の国公立の小・中学校に在籍する児童・生徒さんも対象になります。認定審査の基準など詳細は以下の窓口にてご確認ください。

お問い合わせ先
教育振興部 学務課 管理係  電話:03-5984-5643(直通)
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kyoiku/enjo/enjo.html

私立高等学校等授業料軽減助成金(東京都私学財団)
私立高等学校等に通学している子どもの保護者の授業料負担を軽減する制度です。住民税額による区分(所得による区分)や生活保護受給世帯で軽減額が異なりますが、最大で年額330,200円授業料が減額されます(全日制・定時制)。助成の対象になるためには一定の条件がありますので詳しくは以下の窓口にてご相談ください。

お問い合わせ先
(公財)東京都私学財団
東京都私学就学支援金センター 授業料軽減助成金担当 電話:03-5256-7925(直通)
http://www.shigaku-tokyo.or.jp/pa_jugyoryo.html

私立高等学校等奨学給付金(東京都私学財団)
都内にお住まいで、私立高等学校等に通う生徒の保護者の方の経済的負担を軽減するために、授業料以外の教育に必要な経費の一部を助成する制度です。平成26年4月以降入学の方が対象となり、最大で年額138,000円給付されます(全日制等)。私立高等学校等授業料軽減助成金と同様、規定の条件に該当する方が対象となります。

お問い合わせ先
(公財)東京都私学財団
東京都私学就学支援金センター 奨学給付金担当 電話:03-5256-7925(直通)
http://www.shigaku-tokyo.or.jp/pa_shougaku.html

どの制度も申請が必要です。就学援助制度は随時申請を受け付けていますが私立高等学校等授業料軽減助成金、私立高等学校等奨学給付金の場合、6月22日~7月31日が申請受付期間(平成30年度)になり、それに間に合わない場合は平成31年1月4日~平成31年1月11日に特別申請期間がありますので、しっかりとスケジュールを立て申請し忘れることがないように注意しましょう。この他にも奨学金という形で貸付を受ける制度も色々ありますが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。

いかがでしたでしょうか?どの制度も対象になる条件や給付額など細かく分かれており、ここではざっくりご紹介する程度ですが少しでも参考になれば幸いです。経済状況に不安を感じている方も少なくないと思いますが、どのような状況でもお子さんの夢はぜひ叶えてあげたい…助成制度を積極的に活用してその一歩を踏み出しましょう!