こんにちは!
急激な円安、そして物価上昇という経済状況が最近ニュースに挙がっていますね。
複雑な話ですので詳しくは割愛しますが、円安には良い点と悪い点が両方存在し、グローバルな大企業は円安の恩恵を受けやすいものの、私たち消費者は輸入に多くの生活品を頼っているためデメリットの方が大きいと考えられています。
また、この円安と原油価格の高騰(ウクライナ危機を含む)の影響で急激に物価が上昇しています。生活に不可欠な食料品や日用品も値上げラッシュが続くと予想されます。ティッシュも、食品も、ガソリンも…私たちの暮らしに影響が出るのは間違いない状況です。

例えば、2000年と2021年を比較すると
・小麦粉1kg: 197円 → 271円
・トマト1kg: 611円 → 688円
・牛乳1L(紙パック): 209円 → 216円
・ガソリン1L: 105円 → 154円
と、あらゆる品目の価格が上昇し続けており、今年はさらに上がるのは確実な状況です。

※総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)」より。(東京都区部・年間平均価格)

物価上昇

物価が上昇することの意味は?
先ほどの例で、ガソリン1Lが2000年では105円で買えていたのに、2021年では154円出さないと買えないということになります。つまり、相対的にお金の価値が下がっているということになります。これがインフレで、同じモノ(サービス)を買おうとしても、以前よりお金が必要になってしまうということです。
それと同時にお給料(収入)も上がっていけば良いのですが、日本ではここ10年ほぼ横ばい状態が続いています。もし、あなたが頑張ってコツコツ貯金をしていて、預金額は変わらなくても持っているお金の実際の価値はどんどん下がっているという結果になってしまうのです。

インフレ(スタグフレーション)への対策は?
インフレ(物価上昇)にさらに景気停滞が加わることを「スタグフレーション」と呼び、経済状況としては最も良くない状態を指します。今、日本はこのスタグフレーションに陥る可能性も否定できないと予測する専門家もいます。ちなみに過去、日本で発生したスタグフレーションは1970年代の第1次オイルショック後で、あの有名なトイレットペーパー不足の映像を目にしたことがあるかも方もいらっしゃるのでは?
お金の価値が下がってしまう、相対的に物の価値が上がってしまうので、「お金よりモノを持つ」ことが対策として有効といわれます。そのため資産運用の面では金などの現物物資や不動産投資などに人気が集まるようですね。もしコツコツと現金を貯金している方は、このタイミングで資産運用も視野に検討してみるのも手かも。

資産運用

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【その他】
養育費、家賃収入、生命保険証券など

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いかがでしたか?庶民に厳しい時代ではありますが、お金についての意識を変えるきっかけにして、一緒に乗り切りましょう!